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構造生物学:球状アクチンから繊維状アクチンへの遷移の本質

Nature 457, 7228 doi: 10.1038/nature07685

アクチンは、球状(G-)アクチン単量体と繊維状(F-)アクチン重合体との遷移という、重合と脱重合により駆動される動的な過程により、細胞運動に決定的な役割を担っている。G-アクチンとF-アクチンの遷移を制御する分子や、アクチンを基礎とした細胞機能に関する我々の知識は増えつつあるが、その遷移の構造的な側面はまだ解明されていない。我々は、動径方向に3.3 Åで、赤道方向に5.6 Åのウサギ骨格筋F-アクチンのよく配向したゾルから得たX線繊維回折強度を用いて、F-アクチンのモデルを作製した。本論文では、G-アクチンからF-アクチンへの構造遷移は、2つの主要なドメインの約20度の単純な相対的な回転であることを示す。ドメインの回転の結果として、繊維中のアクチン分子は平らになっている。この平らな型は、安定ならせん状のF-アクチンの形成に必須である。我々のF-アクチン構造モデルは、アクチン重合のみでなく、アクチン結合タンパク質との分子間相互作用の理解の基盤をも提供する。

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