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気候:表面気温の年サイクルの位相変化

Nature 457, 7228 doi: 10.1038/nature07675

地球の表面気温の年サイクルは非常に大きく、その大きさは地球の大部分で氷期-間氷期サイクルに匹敵する。この年サイクルの位相と振幅の変化傾向は観測されているが、このような変化の原因や重要性についてはまだよく解明されていない。その理由の1つは、自然変動が十分に解明されていないことである。本論文では、温帯の陸域における表面気温の年サイクルの位相が、1954年から2007年の間に1.7日早まったことを示す。この変化はそれ以前の変動と比べると極めて異常であり、これが自然変動に幅があることを示している、と我々は解釈する。年サイクルの振幅についても、1954年から2007年の間に有意な変化が観測された。年サイクルのこのような変化の一部は北半球環状モードの変化に関係しているように思われるが、陸域の位相変化は、北半球環状モードの変化傾向のみから予測されるよりも有意に大きい。気候変動に関する政府間パネルで示された気候モデルのほとんどは、観測された振幅の減少を再現しておらず、位相の早まる傾向を再現したものは皆無である。

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