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免疫:天然ペントラキシンによるFcγRの構造認識と機能的活性化

Nature 456, 7224 doi: 10.1038/nature07468

ペントラキシンは、進化の間に保存されてきた、古くからある自然免疫メディエイターのファミリーの1つである。標準的なペントラキシンには、感染に反応して合成される急性期タンパク質である血清アミロイドP成分(SAP)とC反応性タンパク質の2つが含まれ、これらは共に微生物病原体を認識し、C1qを介して古典的補体経路を活性化する。最近になって、ペントラキシンファミリーのメンバーが、細胞表面のFcγ受容体(FcγR)と相互作用し、白血球による食作用を活性化することがわかった。今回我々は、ペントラキシンのFcγRへの結合の構造的機序と、FcγRを介した食作用とサイトカイン分泌の機能的活性化について述べる。ヒトSAPとFcγRIIaとの複合体の構造により、受容体のD1およびD2ドメインの両方が、2つのSAPサブユニットから隆起しているヘリックスと接触し、個々のSAP五量体上で受容体に対して対角線方向に斜めに結合していることが明らかになった。SAPとFcγRIIaが化学量論的に1:1の結合をしていることから、受容体の凝集には多価の病原体の結合が必要だと考えられる。変異導入および結合実験から、ペントラキシン類のFcγRアイソフォームに対する結合特異性は多様だが、認識構造は保存されていることが示された。SAPとIgGに対する結合部位は共通であるため、FcγRへの結合についてこれらが競合する結果となり、可溶性ペントラキシンの免疫複合体を介した食作用が阻害される。これらの結果は、FcγR経路でのペントラキシンの抗体様の機能を確証するもので、自然免疫と適応免疫系の間に進化的オーバーラップがあることを示唆しており、自己免疫疾患の治療に新たな影響を及ぼす。

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