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植物:新たなテルペノイド系植物ホルモンによる枝分かれの抑制

Nature 455, 7210 doi: 10.1038/nature07272

枝分かれは、植物の構造を決定づける主要な要因の1つであり、植物内部および環境からのシグナルによって高度に調節されている。枝分かれの制御では、オーキシンおよびサイトカイニンという2種類のホルモンの関与が重要であることが古くから知られている。枝分かれ過剰突然変異体を用いた研究から、カロテノイドに由来する第三のホルモンが存在することは示唆されていたが、その化学的実体は不明であった。今回我々は、テルペノイドラクトン類の一種であるストリゴラクトンの量が、一部の枝分かれ変異体で大幅に低下していることを明らかにする。また、その変異体では、ストリゴラクトンの投与によって枝分かれが抑制される。ストリゴラクトンは、以前に根の浸出液で発見された物質で、寄生雑草および共生菌のアーバスキュラー菌根菌とのコミュニケーション物質として機能している。したがって、ストリゴラクトンは、新たなホルモン(またはその生合成前駆体)として植物の地上部構造の調節にかかわっており、近傍に存在する他種生物との地下でのコミュニケーションにも機能を担っていると考えられる。

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