Article 宇宙:肉眼で見えたγ線バーストGRB 080319B の広い波長域での観測 2008年9月11日 Nature 455, 7210 doi: 10.1038/nature07270 長時間継続するγ線バースト(GRB)は、全電磁波スペクトルにわたって大量のエネルギーを放出し、そのため、大質量星の崩壊からブラックホールの形成に至る過程に関する新たな手がかりを提供する。従来、最も例外的なGRB(990123および030329)でさえも、初期の可視光域の観測では、可視閃光を詳細に調べるための時間分解能を欠き、また、アウトフロー内部でのプロンプト放射から前駆天体を取り巻く環境との相互作用で生じる外部衝撃波への遷移を追跡するのに必要な精度も得られなかった。本論文では、GRB 080319Bの形成から数秒以内の特徴を示す、異例な明るさのプロンプト可視光およびγ線放射の観測結果と、その後数週間継続した残光の減衰の広い波長域での観測結果について報告する。我々は、プロンプト放射が単一の物理的領域から発生していることを示す。これは、二成分ジェットの内側の狭いコア内部を伝播する極めて相対論的なアウトフローの存在を示唆している。 Full Text PDF 目次へ戻る