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細胞:タンパク質産生に与えるマイクロRNAの影響

Nature 455, 7209 doi: 10.1038/nature07242

マイクロRNAは約23ヌクレオチドからなる内在性RNAで、タンパク質コード遺伝子のメッセンジャーRNA中の部位と対を形成して、それらのメッセンジャーRNAによって情報が運ばれる発現を低下させる。マイクロRNAは多くのmRNAの進化と安定性に影響を与えることが知られているが、タンパク質産生に与えるマイクロRNAの全体的な影響は調べられていなかった。本論文では、培養細胞にマイクロRNAを導入した後およびマウス好中球でmir-223を欠失させた後の、数千個のタンパク質の応答を量的質量分析によって測定した。応答したタンパク質の性質から、標的は主にシード配列とマッチする部位を介して決められており、そうした部位は3′非翻訳領域中の予測領域内の標的になりやすい部位に位置することがわかった。個々のマイクロRNAによって、数百の遺伝子が直接抑制されたが、それぞれの程度は軽度である。抑制された標的の中には、mRNAレベルでは検出可能な変化がないものもあったが、翻訳段階で3分の1以上抑制された標的では、mRNAの検出可能な不安定化もみられ、より大きな抑制を受けた標的ではほとんどの場合、mRNAの不安定化によって主に抑制されていた。プロテオームに与えるマイクロRNAの影響から、相互作用のほとんどで、マイクロRNAがタンパク質産生を微調整する可変抵抗器として機能することが示された。

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