Letter 生化学:サイクリックAMP類似体およびRAP1Bと複合体を形成したEpac2の構造 2008年9月4日 Nature 455, 7209 doi: 10.1038/nature07187 Epacタンパク質はセカンドメッセンジャーであるcAMPの結合によって活性化され、Rapタンパク質のグアニンヌクレオチド交換因子として働き、細胞接着やインシュリン分泌の制御にかかわっている。今回我々は、cAMP類似体であるSp-cAMPS、またはRAP1Bと複合体を形成したEpac2の構造を、X線結晶法と単粒子電子顕微鏡学的手法により決定した。この構造は、cAMPで活性化されたEpac2タンパク質が交換反応の過程で捕捉されたRAP1Bタンパク質と結合した状態に相当する。活性化していないコンホメーションとの比較から、cAMPの結合により、サイクリックヌクレオチド結合ドメインが、Rapの結合を妨げる位置からRas交換モチーフドメインにある結合サイトへ動けるようになることが明らかになった。 Full Text PDF 目次へ戻る