Letter 宇宙:木星の影によるゴッサマーリングの形成 2008年5月1日 Nature 453, 7191 doi: 10.1038/nature06886 木星付近の塵は、惑星間の衝突天体が内側の小さな衛星と激しく衝突したときに作られ、メインリング、内側のハローと2本のより暗くてより遠くにあるゴッサマーリングになっていく。これらの構造の大部分は、衛星アドラステア、メティス、アマルテア、テーベの軌道によって拘束されているが、テーベ・エクステンションと呼ばれる、外側に突出した暗い領域は異なったふるまいをし、ほとんど解明されていない。本論文では、外側のリング領域をガリレオ探査機が通過した間に検出された塵の衝突について報告し、テーベの軌道より内側のリングにある間隙、傾斜角の大きな軌道上にある粒子、アマルテアの軌道のすぐ内側にサブミクロンサイズの塵が他のサイズに比べてずっと多く存在することを明らかにした。我々は、リングの粒子が木星の影になる領域を通過することでテーベ・エクステンションが形成されることを示し、また、これらのガリレオ探査機の観測結果を完全に説明できる詳細なモデル作成について報告する。塵の粒子は、影の境界を通過するたびに、帯電・放電を繰り返し、惑星の強力な磁場が軌道の離心率を大きくさせると考えられ、状況が適切であれば、傾斜角も同様に大きくなる。 Full Text PDF 目次へ戻る