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宇宙:銀河系ハローにおける2つの恒星系構造成分

Nature 450, 7172 doi: 10.1038/nature06460

銀河系のハローからは、宇宙で形成された最初の天体における特有の元素組成と運動学的な情報が得られ、この情報は、銀河の形成と進化のモデルを強く制約するために用いられる。かつてハローは、単一の構造成分からなっていると考えられていたが、実際は2層構造である可能性が最近、ハローの天体の少数のサンプルの調査から次第に判明してきた。本論文では、ハローが事実上明確に、広範に重複している2つの構造成分(内側と外側)に分けられ、異なる空間密度分布、星の軌道、および星の金属含有率(ヘリウムより重い元素の存在量)を示すことを報告する。内側のハローは銀河円盤と同方向に平均回転運動をし、一方で、外側のハローは逆方向に平均回転運動しており、ピークの金属含有率は内側のハローのそれの3分の1であることを示す。これらの特性は、それぞれのハローの成分が、おそらく根本的に異なった過程で形成されたこと、すなわち原始的な銀河の塊の潮汐破壊過程と、内側の場合は散逸的な合体、外側の場合は散逸の伴わない合体を通じて形成されたことを示唆している。

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