Article 気候:溶存有機炭素の再無機化によって妨げられる全球凍結 2007年12月6日 Nature 450, 7171 doi: 10.1038/nature06354 「スノーボールアース」仮説では、地球の歴史において一連の氷河作用が十分に強く起こり、光合成活動が基本的には完全停止したとしている。これらの事象が起こったと考えられている期間が、カンブリア紀における生命の爆発的急増の直前であるため、このような全球凍結状態が実際に発達したかどうかという問題は、進化生物学の理解に大きく影響する。我々は、新原生代の炭素循環の明解なモデルと物理的な気候システムモデルを結合した。これにより、表面気温が低下すると、大気中の酸素が海に取り込まれ、溶存有機炭素の大規模なプールが再び無機化する速度が増加することを示す。この直接的な結果として、大気中の二酸化炭素が増加し、温室効果によって地球の表面気温が大きく上昇し、全球凍結状態が妨げられる。 Full Text PDF 目次へ戻る