Letter 細胞:ホリデイ連結を解離中のT4エンドヌクレアーゼVIIの結晶構造 2007年10月4日 Nature 449, 7162 doi: 10.1038/nature06152 Hollidayは、相同組み換えの中間体として、4本のDNAからなる4方向連結構造を提案した。その後、このようなホリデイ構造は、DNA組み換えと修復における重要な構成要素として同定されてきた。ファージT4のエンドヌクレアーゼVII(endo VII)は、等価な鎖に対称的な切れ目を入れることでホリデイ連結を二重鎖DNAに解離させることが示された最初の酵素である。それ以来、数種のホリデイ連結解離酵素の性質が調べられたが、解離酵素とホリデイ連結との複合体の原子構造はよくわかっていなかった。今回我々は、4本の腕が1本おきに10塩基対と14塩基対の長さである固定された4方向接合体と不活性なT4 endo VII(N62D)との複合体の結晶構造を報告する。接合体は、従来知られている平面四角形と積み重ねX形のコンホメーションが混じり合った構造をとっている。endo VIIは、副溝側から接合点に向かって突き出し、接合点を14 Å×32 Åの平行四辺形に開かせている。この相互作用により同軸積み重ねが妨げられているが、連結点の周囲の塩基対はどれも損なわれていない。正に荷電したタンパク質とDNAのリン酸基骨格の間にさらなる相互作用がある。交差点から2塩基対のところにある切断可能なリン酸基はそれぞれ、活性部位にあるMg2+イオンと相互作用している。endoVII、RuvC、Ydc2、Hjc、RecUといったホリデイ連結解離酵素は、折りたたみ構造や活性部位の組成、DNA配列の選択性が異なるが、どれも全体の形状と表面電荷ポテンシャルが似ており、ホリデイ連結に対する結合様式が保存されていることがうかがえる。 Full Text PDF 目次へ戻る