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免疫:DAI(DLM-1/ZBP1)は細胞質内DNAセンサーであり、自然免疫応答の活性化を誘導する

Nature 448, 7152 doi: 10.1038/nature06013

細胞質内受容体や膜型受容体によって病原体関連分子パターンを感知することは、自然免疫における中心的な過程である。特に、DNAは感染や組織傷害時における免疫応答の強力な活性化因子であり、膜型受容体であるTLR9(Toll-like receptor 9)以外に、未知の細胞質内DNAセンサーがI型インターフェロン(IFN)や他の免疫応答を活性化しうるという報告がなされている。本論文において我々は、1つのDNAセンサーの候補分子を報告する。この分子は以前、DLM-1(別名、Z型DNA結合タンパク質1(ZBP1))と呼ばれていたが、その生物学的な機能は明らかではなかった。今回我々は、以下に述べる理由から、DAI(DNA-dependent activator of IFN-regulatory factors;DNA依存性IFN調節因子活性化分子)という新しい名称を提唱する。IFN誘導性であるDAI(DLM-1/ZBP1)をマウス繊維芽細胞に人為的に発現させると、DNAを介するI型IFNやその他の自然免疫にかかわる遺伝子の発現誘導を選択的に増強する。一方、細胞内のDAI(DLM-1/ZBP1)のメッセンジャーRNAに対するRNA干渉を行うことにより、さまざまな起源のDNA刺激時における、この遺伝子発現プログラムが阻害される。さらにDAI(DLM-1/ZBP1)は二本鎖DNAに結合し、そうすることによってIRF3転写因子やTBK1セリン/トレオニンキナーゼとの会合を増強する。これらの所見は、DNAを介する自然免疫応答の活性化におけるDAI(DLM-1/ZBP1)の重要な役割を明らかにし、DNAがかかわる微生物に対する免疫や自己免疫疾患の基盤をなすシグナル伝達機構に新たな理解をもたらすかもしれない。

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