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遺伝:p53腫瘍抑制遺伝子ネットワークの成分であるマイクロRNA

Nature 447, 7148 doi: 10.1038/nature05939

ヒト癌ではマイクロRNA(miRNA)濃度の全般的な低下が観察されることが多く、これは、低分子RNAが本来的に腫瘍抑制機能をもっている可能性を示している。我々は、腫瘍抑制遺伝子経路の構成成分であるmiRNAを同定するため、野生型細胞およびp53欠失細胞でのmiRNA発現プロファイルを比較した。本論文では、miRNAのファミリーの1つで、その発現がp53の存在状態によって影響を受けるmiR-34a-cについて報告する。miR-34ファミリーのmiRNAをコードする遺伝子はp53の直接の転写標的であり、DNA損傷および腫瘍遺伝子ストレスによるその発現誘導は、in vitroとin vivoの両方でp53に依存している。miR-34の異所性発現は、初代培養細胞株および腫瘍由来細胞株で共に細胞周期の停止を引き起こすが、これは、細胞周期の進行を促進する遺伝子プログラムの1つを抑制するというmiR-34で観察された機能と一致する。p53ネットワークは、複数の転写標的の共同的活性化を介して腫瘍形成を抑制し、miR-34は他のエフェクターと協調して働いて不適切な細胞増殖を阻害している可能性がある。

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