Article 脳:ニューロンの行う確率的推論 2007年6月28日 Nature 447, 7148 doi: 10.1038/nature05852 我々は、脳を使うことよって選択肢について推論し、利益をもたらす可能性が高い選択を行うことができる。正解は1つとは限らないが、より報酬につながりそうだという単純な理由で選ばれる場合も多い。種々の確率的格付け課題を用いると、結果と確率的に関係があるだけの証拠に基づいて選択肢を選ぶ際にヒトが採用する隠れた戦略について探ることができる。今回、アカゲザルも同様な推論を行うことが判明した。我々は2匹のサルを訓練し、4つの図形を順に見せた後、2つの色表示のどちらかを選ぶという課題を行わせた。2色の表示のどちらが報酬につながるかの確率は、この4つの図形の組み合わせによって決まっている。サルは、図形の組み合わせから確率的情報を連合させることを学習した。さらに、頭頂皮質のニューロンが、この課題での意思決定の基になる確率の加算・減算を行っていることもわかった。 Full Text PDF 目次へ戻る