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医学:脂肪酸結合タンパク質aP2の阻害による糖尿病と動脈硬化症の治療

Nature 447, 7147 doi: 10.1038/nature05844

脂肪細胞型脂肪酸結合タンパク質aP2(FABP4)は、脂肪細胞とマクロファージに発現し、炎症反応と代謝反応を結びつける物質である。aP2欠損マウスを用いた研究から、この脂質シャペロンが2型糖尿病や動脈硬化症などのメタボリックシンドロームのいくつかの側面で重要な役割を果たすことが明らかにされている。本論文では、経口投与で活性を示すaP2に対する低分子量阻害剤が、マウスモデルで、重度の動脈硬化症および2型糖尿病に対する有効な治療薬であることを示す。さらに、aP2を発現あるいは欠損しているマクロファージおよび脂肪細胞の細胞株を用いて、この阻害剤の標的特異性と、代謝および炎症経路に対する作用機序を示す。これらの知見は、aP2が低分子量阻害剤の標的となる可能性があること、そして、この阻害剤が2型糖尿病や動脈硬化症のような代謝性疾患を予防および治療する新たなクラスの強力な治療薬となりうることを示している。

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