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遺伝:eIF6によるRISC動員を介して起こる、マイクロRNAによるサイレンシング

Nature 447, 7146 doi: 10.1038/nature05841

マイクロRNA(miRNA)は低分子RNAの一種であり、転写後に働いて、メッセンジャーRNAの安定性および翻訳を制御する。miRNAが抑制機能を発揮する仕組みを解明するため、我々は、生化学および機能的解析を行って、miRNA経路の新たな因子を同定した。本論文では、ヒトRISC(RNA-induced silencing complex)が、ショウジョウバエ(Drosophila)の翻訳抑制因子ArmitageのホモログMOV10および60Sリボソームサブユニットのタンパク質を含む多タンパク質複合体と会合することを示す。この複合体に会合阻害因子eIF6(ITGB4BP またはp27BBPともよばれる)が含まれることは特に重要である。eIF6は、80Sリボソーム粒子の組み立てを阻害することが知られているリボソーム阻害タンパク質の1つである。ヒト細胞でeIF6を不足させると、標的タンパク質およびmRNA濃度のmiRNAを介する調節が特異的に停止する。同様に、線虫(Caenorhabditis elegans)のeIF6を不足させると、内在性標的タンパク質LIN-14とLIN-28およびmRNA濃度のlin-4 miRNAを介する抑制が弱まる。これらの結果から、miRNAを介する転写後の遺伝子サイレンシングにおけるリボソーム会合抑制因子eIF6の進化上保存されてきた機能の1つが明らかになった。

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