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生理:転写コアクチベーターであるPGC-1αは哺乳類の体内時計とエネルギー代謝とを統合する

Nature 447, 7143 doi: 10.1038/nature05767

哺乳類の体内時計は、グルコースや脂質の恒常性やミトコンドリアの酸化的代謝など、エネルギー代謝の主要な系を調節している。概日時計とさまざまな代謝経路を協調的に制御する生化学的基盤は、詳しく解明されていない。今回我々は、エネルギー代謝を調節する転写コアクチベーターであるPGC-1α(Ppargc1a)が、マウスの肝臓と骨格筋で周期的に発現されていることを示す。PGC-1αは、オーファン核内受容体のRORファミリーを同時活性化することによって、時計遺伝子、特にBmal1(Arntl)とRev-erbα(Nr1d1)を刺激する。PGC-1αをもたないマウスでは活動、体温、代謝速度などの日周リズムに異常がみられる。このようなマウスの生理的リズムの変調は、時計遺伝子やエネルギー代謝にかかわる遺伝子の発現異常と相関している。PGC-1αを欠失させた繊維芽細胞と肝臓特異的にPGC-1αをノックダウンしたマウスを調べ、PGC-1αが細胞自律的な体内時計機能に必要なことが明らかになった。これらの知見から、PGC-1αを、哺乳類の体内時計とエネルギー代謝を統合する概日性振動体の重要な成分と同定した。

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