Letter 宇宙:太陽系外惑星HD 189733bの昼と夜のコントラスト地図 2007年5月10日 Nature 447, 7141 doi: 10.1038/nature05782 太陽系外惑星の「ホットジュピター」は、それらの親星に近い(< 0.05 AU、1 AUは太陽-地球間の平均距離)ため、潮汐作用により固定され、惑星の昼側と夜側は常に同じであると考えられている。いくつかのグループが、惑星と親星が互いに周期的に食を起こす系を観測することにより、これらの惑星の昼側の温度を推測することができた。重要なのは、昼側に入射したエネルギーを大気が夜側へ輸送することができるかどうかという問題であり、これによって惑星表面のさまざまな場所の温度が決まると考えられる。我々は、食を示すこれらの惑星系のうちで最も近くにあるHD 189733の1軌道周期の半分にわたる観測を行い、それによって温度分布の「地図」を作製した。惑星の昼側が視界に入るように回転するにつれ、明るさが増加するのが検出された。8 µmの波長で最低輝度温度は973±33 K、最高輝度温度は1,212±11 Kと推定され、これは放射を受けた昼側からエネルギーが大気全体に効率よく再分配されていることを示しており、他のホットジュピターに関する最近の見解とは対照的である。今回のデータは、半球で積分されたピーク輝度は衝の前、この親星の直下点から東にずれたホットスポットに対応する16±6°で生じることを示している。第二の食(惑星が恒星の背面を移動するとき)は、予測よりも120±24 s遅れて起こり、これはわずかに離心した軌道を示している可能性がある。 Full Text PDF 目次へ戻る