Article 地球:キンバーライトの上昇と噴出の統合モデル 2007年5月3日 Nature 447, 7140 doi: 10.1038/nature05692 ダイアトリームは、非常に深いところで起きたキンバーライト岩マグマ貫入の上部を形作っているニンジンに似た形の塊である。この珍しい、不思議かつ複雑な地形は、ダイヤモンドを産出することで有名である。本論文では、キンバーライトの上昇と噴出について新しいモデルを提案し、この過程の極度に不安定な性質を強調することで、みたところ矛盾するキンバーライトとダイアトリームの特徴の多くを説明する。マントル深部のCO2に富んだ生成源で岩脈の生成が始まり、岩脈の先端は急速に進んで、その下ではCO2流体が凝集してマグマが泡状に発達した領域が形成される。先端が地表を突き破ると、気体が放出され、減圧波がマグマへ伝わる。この波は岩脈の壁を内破し、マグマを破砕し、流体化が起こってそれが波状に伝播していく。これらの過程が働いた結果、ダイアトリームが形成される。破壊に働いたマグマは急激に冷却されて、岩脈に蓋ができる。噴出の前兆は地表では感知できず、この過程はおよそ1時間で終了する。 Full Text PDF 目次へ戻る