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細胞:老化に関する新たな因子

Nature 445, 7130 doi: 10.1038/nature05603

ヒトを含めた多くの生物では、老化に伴ってタンパク質合成に大きな変化が生じるが、これらの変化が老化過程の副産物であるのか、それとも老化による衰えの原因であるのかはわかっていない。eIF4E(the eukaryotic initiation factor 4E)は、タンパク質合成の主要な制御因子であるが、線虫(Caenorhabditis elegans)の老化に影響を与える経路の一部であることが、今回明らかにされた。つまり、線虫の体細胞で見いだされたeIF4Eの一種が減少すると寿命が延び、タンパク質合成が低下して、酸化ストレスから保護される。この発見からeIF4Eは、環境や生殖系などからの合図を統合してタンパク質合成および組織維持を制御することにより、組織の老化を調節する機構の一部である可能性が出てきた。

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