Letter 工学:CMOS互換半導体ナノワイヤーを用いた非標識免疫検出 2007年2月1日 Nature 445, 7127 doi: 10.1038/nature05498 半導体ナノワイヤーは、低濃度の病原微生物を非標識検出するための高感度高選択性センサーとして機能する可能性をもつ。イオン、小分子、タンパク質、DNAおよびウイルスについて、溶液相ナノワイヤーセンシングの成功が実証されている。しかし、これらの実証に使用された「ボトムアップ式」ナノワイヤー(または同じように作られたカーボンナノチューブ)にはハイブリッド作製方式が必要なため、集積化に重大な問題が生じ、幅広い応用が困難である。それに代わる「トップダウン式」のナノワイヤー状デバイスの作製方法では、加工過程に起因する材料やデバイスの劣化により、期待外れの性能しか得られていない。今回我々は、相補型金属酸化物半導体(CMOS)電界効果トランジスター互換技術を使う方法を報告する。この方法は、100フェムトモル濃度未満の抗体の特異的非標識検出、並びに細胞性免疫応答のリアルタイムモニタリングを実証するものである。この方法はハイブリッド方式が不要であり、これらのセンサーと信号処理システム、および情報システムをシステム規模で統合することが可能である。さらに、容易に使用可能な技術を用いてリアルタイムで抗体結合をモニタリングし、細胞性免疫応答を検知できることから、診断への幅広い応用が容易になるだろう。 Full Text PDF 目次へ戻る