Highlight 数理物理学:匂い探しのアルゴリズム 2007年1月25日 Nature 445, 7126 doi: 10.1038/445371a 走化性細菌は、局所的な濃度勾配を道しるべにして栄養分のありかに向かって進む。こうしたやり方は微視的スケールでは機能するが、もっと大きいスケールではこのような局所的な手がかりに頼ることはできない。例えば風や水流が、採餌中の動物が探している匂い物質を拡散させてしまう可能性がある。Vergassolaたちは統計的手法を用いて、散発的な手がかりや部分的情報の検知に基づいた移動戦略のための一般的探索アルゴリズムを開発した。情報獲得率の期待値を最大化することから「情報走性」(infotaxis)と名づけられたこの戦略は、匂い追跡ロボットの設計に応用することができそうだ。 Full Text PDF 目次へ戻る