Letter リボソームのトンネル出口からシグナル認識粒子までのシグナル配列の動きを追跡 2006年11月23日 Nature 444, 7118 doi: 10.1038/nature05326 膜タンパク質および分泌タンパク質は、翻訳と同時に膜に挿入されるか、あるいは膜を通過して移送される。この過程は、シグナル認識粒子(SRP)による、リボソーム上でのシグナル配列認識に依存しており、その結果、リボソーム・新生鎖複合体は、膜にあるタンパク質透過チャネルへと導かれる。今回我々は、サブナノメートル分解能での構造集合体を示す。これにより、リボソームのトンネル出口および細菌と真核生物のリボソーム・SRP複合体におけるシグナル配列のようすが明らかになった。原核生物と真核生物の両方の複合体でのシグナル配列相互作用の分子レベルでの詳細は、高分解能の分子モデルのフィッティングにより得られた。シグナル配列はリボソームのトンネル出口にむきだしで提示され、再配置されたSRP54 Mドメインの疎水性の溝にすぐはまり込めるようになっている。リボソームが結合すると、SRP54 NGドメインもコンホメーション再配置を起こし、SRP受容体のNGドメインと結合するという次の反応への準備ができる。これらの知見は、翻訳と同時に起こるタンパク質選別の初期過程についての理解を深めるための構造的基盤となる。 Full Text PDF 目次へ戻る