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2004〜05年のセントへレンズ火山で起こった地震発生性の火山噴出の力学的性質

Nature 444, 7118 doi: 10.1038/nature05322

2004〜05年のセントへレンズ火山の噴火では、デイサイトの堅い岩栓が比較的安定的に押し出され、ほぼ周期的な浅い地震が起きるという特徴をもつ、平衡状態に近いふるまいが継続した。本論文では、上昇中の固化しつつある気体の少ないマグマによって岩栓が徐々に押し上げられるときに、岩栓の縁に沿ってスティックスリップ運動が起こり、その結果これらの地震が生じたという仮説を支持する広範なデータセットを提示する。この仮説は力学的モデルで形式化され、マグマ-岩栓系が可変減衰振動子と極めて似たふるまいを示すことが明らかになった。モデル化されたスティックスリップ振動は、地震と噴火を支配する力のつり合いを保とうとする性質をもち、マグマの圧力は一定の平衡圧力から大きく逸脱しないことを示唆している。火山はおそらく2004〜05年の噴火開始のずっと以前から噴火に近い平衡状態に保たれていたものと思われる。

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