Letter 地球:イエローストーンカルデラでの隆起、熱的活動およびマグマの貫入 2006年3月2日 Nature 440, 7080 doi: 10.1038/nature04507 米国西部のイエローストーンカルデラは、約64万年前の爆発的な噴火によりほぼ1,000 km3もの物質が噴出された際に形成された。このカルデラはオレゴン州東部とネバダ州北部で1600万年前頃に始まった一連の大規模噴火で形成された大カルデラの中では最も新しい。イエローストーンカルデラは、約15万〜7万年前に起きた噴火による流紋岩の溶岩流によってほとんど埋められた。最後の噴火以来、イエローストーンは活動を続けており、地震活動度が高く、記録がとられるようになってから約70 cm、更新世以降では数メートルの隆起沈降を繰り返し、強い熱水活動を維持してきた。本論文では、ヨーロッパ宇宙機関のERS-2衛星によるレーダー干渉計の観測に基づいた、イエローストーンの新規な地表変形の観測結果を示す。観測された隆起沈降のパターンは、イエローストーン火山系へ出入りする溶ける玄武岩の動きの変動の結果であると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る