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宇宙:冥王星の小さな衛星とカイパーベルト天体における多数の衛星は巨大衝突に起源をもつ

Nature 439, 7079 doi: 10.1038/nature04548

冥王星で新しく発見された2つの衛星(P1とP2)は、冥王星とカロンのいずれと比べても小さい。その質量は、冥王星の質量の5 ×10-4〜 1 ×10-5倍の間、そしてカロンの質量の5 ×10-3 〜 1 ×10-4倍の間である。冥王星にはこれらよりさらに遠くを回る衛星が存在しないと仮定すると、今回の発見は冥王星とその衛星が特異で非常にコンパクトな4重星系を構成していることを示している。これらの事実は必然的に、こういう不可解な衛星系がどのようにしてできたのかという問題につながる。本論文では、P1とP2が冥王星とカロンの近くにあること、P1とP2が冥王星の大きな衛星であるカロンと同じ平面上のほぼ円軌道にあるという事実、並びにP1とP2が高次の平均運動共鳴あるいはその近傍の場所に見かけ上位置しているということのすべてが、おそらく冥王星-カロン形成の際に衝突で放出された物質によってP1とP2が作られた結果だと考えられることを示す。我々はまた、さまざまな光学的深さのダスト-氷のリングが冥王星系で散発的に形成され、他の大きなカイパーベルト天体の周りにも多くの衛星からなる系が(おそらく高い頻度で)発見される可能性があると考える。

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