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免疫:Toll様受容体3はウイルス感染細胞に対するクロスプライミングを促進する

Nature 433, 7028 doi: 10.1038/nature03326

細胞関連抗原のクロスプレゼンテーションは、抗原提示細胞(APC)が発現していないタンパク質に対するCD8+T細胞応答の調節において重要な役割を果たす。樹状細胞は、in vivoでクロスプレゼンテーションを行う主要な APCであり、樹状細胞に細胞物質の捕捉と処理を可能にさせる経路の解明は大きく進展してきた。しかし、このようなクロスプレゼンテーションが細胞傷害性T細胞(CTL)応答(クロスプライミング)あるいはCD8+T細胞の不活性化(クロストレランス)を最終的にもたらすかどうかを決定するシグナルについては、ほとんど解明されていない。本論文では、ウイルス感染の過程において、クロスプライミングを促進する機序について記述する。我々は、マウスのCD8α+樹状細胞が、ウイルス感染細胞には存在するが非感染細胞には存在しない2本鎖(ds)RNAによって活性化されることを示す。樹状細胞の活性化には、感染した物質の食作用による取り込み、およびそれに続いて起こる、dsRNA受容体であるToll様受容体3(TLR3)を介するシグナル伝達が必要である。ウイルス感染細胞あるいは合成dsRNAを含む細胞の免疫は、細胞関連抗原に対するCTLクロスプライミングの著しい増加を引き起こすが、この現象は、抗原提示細胞のTLR3発現に依存している。したがって、TLR3は樹状細胞に直接感染しないウイルスに対するCTLのクロスプライミングを可能にするように進化してきたと考えられる。

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