Letter 宇宙:土星のオーロラの性質と電波放射との間の地球に似た対応 2005年2月17日 Nature 433, 7027 doi: 10.1038/nature03334 土星は、その極領域のオーロラに関係していると考えられている強力なキロメートル波長の電波放射源であり、これらの電波放射で、磁気圏の活動についての重要な遠隔調査を行うことができる。これまでの観測では、電波放射が極領域を起源とすることが示唆され、太陽風動圧との強い相関も示された。また電波源は、現地時間の正午近くで、紫外オーロラの緯度の位置に固定されているようにも見えた。しかし、電波放射とオーロラの詳細な構造を関連付ける観測は行われていなかった。本論文では、この電波放射の計測について報告する。この計測結果と土星の紫外オーロラ放射の高解像度画像から、オーロラの全球的な形態は異なっているものの、土星の電波放射について、オーロラの輝度と電波放射との間に地球に似た対応関係がみられることが示唆される。これは、磁場に対して大きな角度で細く発せられる、電子サイクロトロン周波数付近の放射を生み出すメカニズムの普遍性を実証するものである。 Full Text PDF 目次へ戻る