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遺伝:多様な種類の細菌による植物への遺伝子導入

Nature 433, 7026 doi: 10.1038/nature03309

アグロバクテリウム(Agrobacterium)は植物に遺伝子を導入できる唯一の細菌属だと広く考えられている。目的に合うように改変したアグロバクテリウムは植物バイオテクノロジーで遺伝子導入をするための最も有効なベクターとなっている。しかし特許状況全般の複雑さが有形無形の障害を生み出し、世界のさまざまな公的および民間組織がこの技術を農業改良に有効利用するのを妨げている。今回我々は、アグロバクテリウム属以外の数種の細菌に改変を加えれば、分類的に幅のある数種の植物への遺伝子導入に使えることを示す。これらの植物付随の共生細菌は、無毒化したTiプラスミドと適正なバイナリーベクターとを獲得させることで、遺伝子導入能をもたせられた。アグロバクテリウム法に代わるこの作物改良技術は、植物バイオテクノロジーにおける用途の広い「オープンソース」プラットフォームになるだけでなく、自然界の細菌−植物相互作用を植物の形質転換に使うという新たな利用法につながる可能性がある。

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