Letter 宇宙:初期宇宙における最初の構造としての地球質量をもつダークマターハロー 2005年1月27日 Nature 433, 7024 doi: 10.1038/nature03270 z=100の赤方偏移に相当する、ビッグバン後約2,000万年以前、宇宙はほとんど平坦で一様だった。この時代の後、初期膨張の間に物質分布に刻まれたごく小さい揺らぎは、重力のせいで崩壊し始めた。これらの揺らぎの特性はダークマターの未知の性質に依存するが、その性質の決定は今日の科学における最大の難問の1つである。本論文では、(現時点で好ましい候補である)ニュートラリーノ・ダークマターを仮定した標準宇宙論モデルの、スーパーコンピューターによるシミュレーションについて報告し、形成される最初の天体が太陽系とほぼ同程度の大きさで、地球程度の質量をもった多数のダークマターハローであることを見出した。それらは、我々の銀河系の中心領域内であっても、重力崩壊に対して安定である。銀河系ハロー内には1015個以上が残存し、数千年に一度、太陽系を通過するものがあると予測される。最も近くの構造は、(粒子−粒子消滅による)最も明るいγ線源のどれかであるはずである。 Full Text PDF 目次へ戻る