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細胞:ショウジョウバエSpireはアクチン核形成因子である

Nature 433, 7024 doi: 10.1038/nature03241

アクチン細胞骨格は、細胞形態の決定や細胞内輸送、移動など多くの細胞機能に必須である。以前の研究で、それぞれ異なる機構によって新しいアクチンフィラメントの核を形成する2つの因子、Arp2/3複合体とforminタンパク質ファミリーが同定されている。本研究で我々は、ショウジョウバエDrosophilaのタンパク質Spireが第3のアクチン核形成因子であることを報告する。in vitroにおいてSpireが新たなフィラメントの核を形成する速度はforminタンパク質ファミリーと同程度で、活性型のArp2/3複合体よりも遅い。またSpireは新しいフィラメントのゆっくりと伸長するやじり端 (P端) への結合を維持する。Spireタンパク質は4つのWASPホモロジー2 (WH2) ドメインのクラスターを持ち、それぞれがアクチン単量体に結合する。最大の核形成活性は4つのWH2ドメインすべてに加え、Spireタンパク質で保存された付加的なアクチン結合モチーフを必要とする。Spire 自体は後生動物で保存されており、forminタンパク質のCappuccinoとともに卵母細胞や胚の軸指定に必要であることから、複数のアクチン核形成因子が共同して働き、必要不可欠な細胞骨格構造を構築すると考えられる。

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