Letter 量子情報科学:連続量に対する量子テレポーテーションネットワークの実証 2004年9月23日 Nature 431, 7007 doi: 10.1038/nature02858 量子テレポーテーションとは、未知の量子状態をある場所から別の場所へ情報担体の物理的な移動を伴わずに伝送することをいう。量子テレポーテーションは普通、二者間のプロセスになるが、これは、量子テレポーテーションネットワークとして知られている多者間(マルチパータイト)プロトコルに拡張できる。このようなネットワークでは、量子もつれは3つ、あるいはそれ以上のパーティ間で共有される。3つのパーティの場合(三者間ネットワーク)、量子状態のテレポーテーションは任意のペア間で可能となるが、そのとき必ず3番目のパーティの助けが必要になる。多者間の量子プロトコルは、より大規模な量子通信や量子計算の基本的な構成要素になると期待される。本論文では、連続量(電磁場モード)の量子状態に対する三者間の量子テレポーテーションネットワーク実証実験についての結果を報告する。コヒーレント状態のテレポーテーションを、このネットワークの三つの異なったペア間において成功させ、その三者間特性を明確に示している。 Full Text PDF 目次へ戻る