Letter 動物行動:哺乳類の雄は同種の雄の匂いによって伝わる精子競争のリスクに反応する 2004年9月23日 Nature 431, 7007 doi: 10.1038/nature02845 1匹の雌が複数の雄と交尾する場合に精子競争が発生し、これらの雄の精子は卵を受精させるために雌の生殖管内で競争する。精子競争はしばしば発生するため、多くの種の雄は競争相手の雄の精子に勝つためにさまざまな戦略を開発してきた。一般的な戦略には、雄が精子競争のリスクを感知した場合に精子の投資量(雄が特定の雌に振り分ける精子の総数)を増すことである。1匹の雄が1匹の雌の精子プールに寄与する精子の比率は、その雄を父とする子の比率と相関することがすでにわかっている。したがって、雄は精子投資量を増やすことで、精子競争を自分に有利なように運べるかもしれない。本論文では、雄のアメリカハタネズミ(Microtus pennsylvanicus)が別の雄の匂いの存在下で交尾をするとき自分の精子投資量を増やすことを報告する。こうした精子投資量の増加は、射精回数を増すことによるのではなく、射精回数はあまり変えずに精子の総数を増やすことによる。 Full Text PDF 目次へ戻る