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進化:「囚人のジレンマ」ゲームでは行動の変動が協力を促進する

Nature 428, 6984 doi: 10.1038/nature02432

「囚人のジレンマ」ゲームは、血縁関係のない個体どうしの協力が自然選択によりどう進化しうるかを研究するために広く利用されている。このゲームでは、各プレーヤーは「協力」(共有財産への投資)するか「裏切る」(他人の投資を自分のものにする)かのどちらかをとることができる。ゲームの相手が協力した場合、もし自分が協力すればRを、裏切り行動をとればTを獲得する。相手が裏切った場合、もし自分が協力すればSを、裏切ればPを得る。ここでT>R>0でP>Sとすると、相手がどの行動をとったとしても「裏切る」行動が自分にとって最上の反応となる。したがって、ゲームが1回だけの場合、各プレーヤーは裏切るべきである。我々が今回設定したゲームでは、同じ相手に対して、最大限の回数が決められた「囚人のジレンマ」ゲームを行う。ゲームの最終回から逆算する研究をもとにした標準的な見解によれば、すべての回で裏切ることが唯一の安定な結果となる。これに対して我々は、もし外来要因により行動の変動が維持された場合、協力が高レベルで安定となることを示す。我々の得た結果は、進化のゲームの帰結を決定づけるうえで、外部に起因する変動性が重要なことを強く示すものだ。

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