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細胞:内皮細胞由来の分泌因子Egfl7は血管の管状構造形成を調節する

Nature 428, 6984 doi: 10.1038/nature02416

血管の発生は複雑だが秩序立った過程であり、厳密に制御されている。周囲の細胞が産生する数種類の分泌因子が、内皮細胞(EC)の分化、増殖、移動、癒着による紐状構造の形成を調節している。紐状の血管は管形成により中心部に管腔を有する血管となる。しかし、管形成のin vivoにおける調節機構はほとんどわかっていない。今回、EC由来の新しい分泌因子EGF-like domain 7Egfl7)を同定し、その性質を明らかにしたので報告する。Egfl7は、組織増殖が起こっている脈管系で多量に発現しており、正常な成体組織の成熟血管のほとんどでは発現が抑制されている。ゼブラフィッシュ胚でEgfl7の機能が欠失すると、血管の管状構造形成が特異的に阻害される。我々は、血管芽細胞が次第に分離して適切な空間配置をとることで、それに続いて細胞が集合して血管の管状構造が形成される動的な過程を明らかにする。この過程はEgfl7ノックダウン胚では起こらず、その結果、管状構造は形成されない。我々の研究は、脈管形成における特異的かつ重要な段階を制御する調節因子を明らかにするものである。

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