Letter 細胞:細胞周期G1期におけるSCF成分Skp2の後期促進因子による分解 2004年3月11日 Nature 428, 6979 doi: 10.1038/nature02381 細胞周期の移行は、波状に起こる重要な細胞周期調節因子群のユビキチン依存性分解によって駆動される。SCF(Skp1/Cullin/F-boxタンパク質)複合体と後期促進因子(APC)は代表的なユビキチンリガーゼであり、これらの活性はそれぞれ、細胞周期のG1/S期、および中期/後期の移行を主に調節することだとされている。Skp1/Cul1/Skp2(SCFSKP2)複合体の主な標的は、S期におけるCdk阻害因子p27と考えられている。またAPCの主な標的は、染色分体の分離(セキュリン)および有糸分裂の離脱(サイクリンB)と考えられている。APCが有糸分裂時に果たす役割は比較的明らかにされているが、Cdh1(APCCDH1)を含むAPCが、細胞周期のG1期でも機能していることを示す証拠が増えてきている。本論文では、F-boxタンパク質Skp2が、APCCDH1によってポリユビキチン化されて分解対象となることを報告する。このためSCFSKP2の蓄積には、APCCDH1がまず不活性化される必要がある。以上の結果は、細胞周期の進行の間のSCFとAPCの活性協調、またG1期へのAPCの関与について考察する手がかりを与えるものである。 Full Text PDF 目次へ戻る