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免疫:大コンダクタンスCa2+活性化K+チャネルは自然免疫に不可欠である

Nature 427, 6977 doi: 10.1038/nature02356

好中球は、自然免疫においてきわめて重要な機能をもっている。定説では、NADPHオキシダーゼの産物である活性酸素種(ROS)やハロゲンによって、微生物に致死的な一撃が与えられるといわれており、NADPHオキシダーゼの欠陥は免疫不全を引き起こす。しかし最近の証拠によると、食胞内において、高張性でK+に富むアルカリ性環境が形成されることにより、オキシダーゼが活性化するプロテアーゼによって微生物が殺される可能性が示されている。本論文では、K+が大コンダクタンスCa2+活性化K+ (BKCa)チャネルを通って膜を通過することを示す。このチャネルの特異的阻害剤であるイベリオトキシン(iberiotoxin)やパキシリン(paxilline)がオキシダーゼによって誘導される86Rb+の流動と食胞のアルカリ化を阻害したのに対して、BKCaチャネルの開口剤であるNS1619はその両方を促進した。イベリオトキシンによって可逆的に阻害される特徴的な外向き整流K+電流が好中球および好酸球において実証され、またBKチャネルのαサブユニットの発現がウエスタンブロット法により確認された。このチャネルは、オキシダーゼ活性の結果である膜の脱分極とCa2+濃度上昇との組合せによって開口した。注目すべきことに、微生物の殺滅および消化は、BKCaチャネルを阻害した場合にみられなくなったことから、殺菌過程における、このK+チャネルの不可欠で予想外の機能が明らかにされた。

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