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生化学:伸長停止したリボソームと結合するシグナル認識粒子の構造

Nature 427, 6977 doi: 10.1038/nature02342

翻訳と同時に起きる、膜を貫通しての、あるいは膜内へのタンパク質の移行は、すべての生物界において生命維持に必要なプロセスである。そのためには翻訳を行っているリボソームが、進化的に保存されたリボ核酸タンパク質粒子であるシグナル認識粒子(SRP)によって膜に導かれる必要がある。SRPはリボソームから出てくる新生タンパク質鎖のシグナル配列を認識する。それに続いて起こるSRPの結合によりペプチド伸長反応が停止し、リボソームは膜に存在するSRP受容体に結合する。本研究で我々は、シグナル配列をもつ活性80Sリボソームに結合した哺乳類SRPからなる標的複合体の構造を示す。この構造は超低温電子顕微鏡により分解能12Åで明らかにされたものであり、ここから機能的コンホメーションをとったSRPの分子モデルを作成することができる。このモデルでは、SRPのSドメインがどのようにリボソーム大サブユニットと新生ペプチド鎖の出口部位で接触してシグナル配列と結合しているか、そしてAluドメインがリボソームの伸長因子結合部位の中にまで達していることが示され、SRPの伸長停止の仕組みが説明できる。

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