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発生:脊椎動物胚のパターン形成に関与する体軸の伸長と連係した勾配はfgf8 mRNA の減衰により確立される

Nature 427, 6973 doi: 10.1038/nature02216

脊椎動物の形態形成とパターン化は頭部から尾部へ向かって起こる。胚の後部末端から体が形成されていくこの発生様式は、組織分化の厳密な時間的調和を必要とし、繊維芽細胞増殖因子(FGF)シグナル伝達経路が関与する過程である。本研究では、fgf8メッセンジャー RNAの転写が、胚の伸長する後端部に制限されることを示す。fgf8 mRNAは新たに形成された組織で徐々に減少し、その結果胚の後端部でmRNAの勾配が生じる。この fgf8 mRNA の勾配はFGF8タンパク質の勾配に変換され、これはFGF8シグナルの下流エフェクターであるキナーゼAktのリン酸化の勾配と相関している。このような機構は、胚後部が伸長するための胚の組織分化と連係したFGF8シグナル活性化のタイミングを観測するのに有効な手段となる。また、この機構はモルフォゲン勾配形成の新たなモデルを与えるものである。

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