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宇宙:木星の成層圏の強いジェット

Nature 427, 6970 doi: 10.1038/nature02142

地球の赤道上成層圏は、約2年周期で、東西の風が方向を逆転させ温度が変化する振動を示す。準2年周期振動と呼ばれるこの現象は、中高緯度の成層圏の動態と、下層大気圏の気象にも影響を及ぼす。地上からの観測は、同様な(4〜5年周期の)温度振動が木星に発生することを示しているが、これらのデータは鉛直方向の解像度が不十分で、木星成層圏の風速は未確定である。本論文では、木星成層圏の赤外線スペクトルを探査機により測定して得られた、高空間解像度の温度と風の分布図について報告する。我々は、およそ140ms-1の風速を持つ、赤道上の高い高度にある強いジェットを発見し、その空間構造は準4年周期振動の構造に似ていることを見出した。成層圏における波の活動も、地球で発生するものと類似しているように見える。木星とそのプラズマ環境との強い相互作用は、極付近の大気圏上層部と成層圏でホットスポットを生じ、温度分布図は、ホットスポットの成層圏への貫入を明らかにする。

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