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構造生物学:RNAサイレンシングのウイルス性サプレッサーによる低分子干渉RNAの認識

Nature 426, 6968 doi: 10.1038/nature02213

RNAサイレンシング(RNA干渉としても知られている)は、遺伝子発現を制御する二本鎖RNAに対する保存された生物学的応答反応であり、植物ではウイルスへの防御機構として進化した。この応答は低分子干渉RNA(siRNA)によって仲介され、siRNAは同種のメッセンジャーRNAの配列特異的な分解を導く。これに対抗して、多くのウイルスがサイレンシング機構を特異的に阻害するタンパク質をコードしている。トンブスウイルス由来のp19タンパク質はこのようなRNAサイレンシングのウイルス性サプレッサーであり、siRNAに特異的に結合することが示されている。本研究で我々は、21ヌクレオチドsiRNAと結合したp19の分解能1.85 Åでの結晶構造を報告する。ここで19塩基対のRNA二本鎖は、p19ホモ二量体接触面にわたって形成されている連続的な8本ストランドからなるβ-シートの凹んだ面にはまりこんでいる。直接の、または水を介した分子間接触は骨格のリン酸基および糖の2'-OH基に限定されており、このことは配列非依存的なp19-siRNA認識と一致する。2本のα-ヘリックスの「リーディング・ヘッド」はp19ホモ二量体の反対側の端から突き出ており、対になったトリプトファンを末端の塩基対に重なるように配置することによってsiRNA二本鎖の両端を測定しかつ挟んでいる。今回明らかになった構造から、ウイルス性タンパク質によるsiRNAの抑制の仕組みを説明することができる。

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