Letter

技術:低損失光導波用のサブ波長直径のシリカワイヤー

Nature 426, 6968 doi: 10.1038/nature02193

透過光の波長より大きい直径のシリカ導波路は、光通信やセンサーなどの応用分野で広く利用されている。光デバイスの応用には導波路の幅をできる限り狭くすることが望ましいが、サブ波長直径で低損失の光導波路を作製するのは、表面粗さと直径の一様性に厳しい条件が課せられるため、まだ難しい課題である。本論文では、可視から近赤外のスペクトル領域で低損失光導波路に使うサブ波長直径のシリカ「ワイヤー」の作製について報告する。2段階線引きプロセスを使って、最小直径50nm、原子レベルの滑らかな表面で直径も一様な長い単体のシリカワイヤーを作製した。光はこのワイヤー中に光エバネセント結合によって入射させる。このワイヤーは単一モード動作が可能で、光損失は0.1dBmm-1以下である。このワイヤーは、将来のサブ波長幅の微小光学素子の構成ブロックとして有望であろう。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度