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細胞:非小胞性のセラミド選別輸送の分子装置

Nature 426, 6968 doi: 10.1038/nature02188

脂質の合成と選別輸送は膜の生合成に不可欠であるが、膜脂質輸送の分子機構は、ほとんど解明されていない。セラミドは小胞体で合成され、ゴルジ区画へと運ばれてスフィンゴミエリンへと変換される。哺乳動物細胞変異株LY-Aは、ゴルジ体へのセラミド輸送の主経路に遺伝的欠陥がある。本論文では、LY-A株で欠損している因子としてCERTを同定したので報告する。CERTは、グッドパスチャー抗原結合タンパク質のスプライシング異性体と同一の細胞質タンパク質であり、ホスファチジルイノシトール-4-一リン酸(PtdIns4P)結合ドメインと脂質輸送を触媒すると推定されるドメインを1つずつもつ。in vitroでの実験によって、この脂質輸送触媒ドメインがセラミドをリン脂質二重層膜から特異的に引き抜くことが明らかとなった。LY-A株で発現しているCERTは、アミノ酸1個の置換が起きてPtdIns4P結合活性が失われ、そのためゴルジ体への到達機能が損なわれていた。これらから、CERTは非小胞性セラミド選別輸送を仲介していると結論される。

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