Letter 考古:ドイツ南西部で出土した旧石器時代の象牙彫刻と具象芸術の起源 2003年12月18日 Nature 426, 6968 doi: 10.1038/nature02186 考古学では常々、具象芸術の始まりが人類進化の大きな転機を表すできごとだとみなされてきた。本論文では、ドイツ南西部のシュヴェービッシュ・アルプ地方にあるHohle Fels洞窟でマンモスの牙から彫られた3つの牙偶が見つかったことを報告する。この発見は、3万年以上前に具象芸術が出現したことを示す新しい証拠となる。今回見つかったものは、鳥類、半人半獣像、そして馬によく似た動物を表現した彫刻として知られるうちで最古である。シュヴェービッシュ・アルプ地方のオーリニヤック期の地層から出土された彫刻類は世界各地で知られる具象芸術のなかで最古級のものであり、ドナウ川上流域が後期旧石器時代の初期にあった文化的革新の重要拠点だったことを示している。 Full Text PDF 目次へ戻る