Nature

Cover Story: 歯と顎:シルル紀の化石層によって明らかになった初期の有顎脊椎動物の起源と多様性

Nature 609, 7929 (2022年9月29日)

表紙は、今回新たに発見されたシルル紀の古代魚5種の想像図で、上から順にShenacanthus vermiformisFanjingshania renovataQianodus duplicisTujiaaspis vividusXiushanosteus mirabilisを示す。これらの魚類の化石は、中国南部にある年代が4億3600万年前と4億3900万年前の保存状態の良い2つの地層で見つかったものである。今回M Zhuたちは、これらの化石層を発掘し、そこで発見した化石を4報の論文で記載・検討している。化石の保存状態が非常に良いため、有顎動物がどのように進化し、多様化したかという難しい問題に光を当てることが可能になった。中でも、有顎脊椎動物の既知最古の歯が、これまで知られていなかったサメの類縁種のQianodusから得られている。今回の知見を合わせると、前期シルル紀の有顎動物における多様性について新たな状況が見えてくる。

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Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature は次に何をすべきか

2020年4月号

Nature が150周年を迎えたのを機に、その価値観と、Nature を改善する方法について考えることにした私たちは、読者の意見をどうしても聞きたくて、アンケート調査を実施しました。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature  混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature  “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

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