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Cover Story: 腫瘍の追跡:リキッドバイオプシーによって肺がんの分岐進化と再発が明らかに

Nature 545, 7655 (2017年5月25日)

今回C Swansonたちは、「リキッドバイオプシー」を用いることで、非小細胞肺がん手術後の再発を早期発見できる可能性を示唆している。著者たちは、肺がん臨床研究である「TRACERx」の参加者から外科的に除去された腫瘍の進化動態を評価した。彼らは、系統樹を作って、個々人の腫瘍がどのように進化したか示し、そうした情報を血液検査の基準として用いて、循環腫瘍DNA(ctDNA)を探した。これによって、日常的な臨床状況で見つかるよりも約70日早くがんの再発を特定できただけでなく、転移性の分岐進化過程の知見も得られた。今回の結果は、リキッドバイオプシーを個別化医療に適用してがんのモニタリングを改善する方法を示している。

Nature 著者インタビュー

柳沢 正史氏

混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

“ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

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