Nature

Natureの表紙

Cover Story: いよいよ見えてきた兄弟惑星:太陽に最も近い星であるプロキシマ・ケンタウリを周回している温暖な地球型惑星

Nature 536, 7617 (2016年8月25日)

表紙に描かれているのは、ケンタウルス座の恒星プロキシマ・ケンタウリとその惑星プロキシマbである。これまでに得られた観測結果とヨーロッパ南天天文台(ESO)に設置された観測機器から得られた最新のドップラーデータの解析によって、太陽に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリの周囲を巡る小型の惑星の存在が、今回明らかになった。プロキシマbと名付けられたこの惑星の最小質量は地球の1.3倍であり、約11.2日の周期で恒星近傍を周回している。その平衡温度は、惑星表面に水が液体で存在することのできる範囲内にあるが、地球が受けるよりも強いX線フラックスが地球上のものとは異なる大気を時間経過とともに作り出してきた可能性があるため、惑星表面の水の現在の組成やその有無は不明である。太陽近傍にある恒星を巡る温暖な地球型惑星が見つかったことで、技術の進歩に伴って、直接撮像や高分解能分光法などによる、より詳細な特徴研究を行う機会が到来しそうだ。

Nature 著者インタビュー

柳沢 正史氏

混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

“ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

研究者の皆様

Nature 購読者の皆様への情報、また、Nature に論文投稿をお考えの方、すでに Nature に論文が掲載された著者の皆様に、リプリントサービスや購読特典をご紹介いたします。

Nature Café

ネイチャー・パブリッシング・グループ主催によるサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

Japan日本人著者による最新の研究論文

プライバシーマーク制度