Nature

Natureの表紙

Cover Story: 行動の時:重大な局面を迎えた全球の炭素排出

Nature 573, 7774 (2019年9月19日)

気候変動は、まず間違いなく現代の科学と社会の課題である。思い切った対策が講じられなければ、地球の気温は今世紀末までに3°C以上上昇する可能性が高く、それに伴ってこれまでにない異常気象、海水準上昇、大量絶滅、そして人類にとっての悲惨な状況がもたらされると考えられる。気候変動に関する科学的知見とその脅威は明確だというのに、世界の国々とその指導者たちの反応の遅さが明らかになってきている。今週号のNatureでは、世界の250以上の報道機関と連携して「Covering Climate Now」プロジェクトの特集を組んでいる。この組織的イニシアティブの目的は、9月23日に米国ニューヨークで開かれる国連の「気候行動サミット」に向けて、気候変動に関する報道への注目度を高めることである。学校ストライキを呼び掛け、気候変動対策を求める若者たちの運動が高まるにつれ、議論の活気と激しさが増している。人類の知恵が、この難題に立ち向かおうとしているが、社会、産業、政府が実行する決意を固め、いま行動しなければ、こうした懸念は現実のものになるだろう。

今週の目次とハイライト

The Nature Top Ten

バックナンバー

Nature 創刊150周年記念特集

科学者自身の手で種をまこう

Nature ダイジェスト 2019年9月号

研究者の専門知識は研究室以外の場所でも必要とされていると、渡辺正夫・東北大学大学院教授は話す。植物遺伝育種学の第一線で活躍する渡辺氏は、2005年から小学校や高校を中心に出前授業を行い、2018年12月には1000回を数えた。渡辺氏に、研究者によるアウトリーチ活動の意義について聞いた。

研究者としてSNSをどう使っていくか

Nature ダイジェスト 2019年9月号

誰でも発信できる時代、科学者が心得ておくべきこととは何か。ソーシャルネットワークサービス(SNS)やクラウドファンディングなどとの関わり方について、科学技術社会論を専門とする横山広美・東京大学教授に寄稿いただいた。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

Nature 著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature
 混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature
 “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

Nature注目のハイライト

その他のハイライト

研究者の皆様

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投稿サイト

Nature Café

ネイチャー・リサーチが主催するサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

第21回「Taste science, culture and communication」

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