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大気汚染ががん化を促進する仕組み

排気ガスなどによる大気汚染が誘因となって、毎年何百万人もの人々が死亡している。 Credit: The Image Bank/Getty

大気汚染は肺がんを引き起こす誘因となるが、そのメカニズムはDNAの変異誘発を介したものではなかった。微粒子の吸入により、がん化につながる遺伝子変異を既に持つ細胞の増殖を促進する炎症環境が形成され、肺がんが引き起こされることが、ヒトの疫学データの解析とマウスを使った実験を含む広範な研究によって明らかになり、2023年4月5日にNature1で発表された。

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翻訳:藤山与一

Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 7

DOI: 10.1038/ndigest.2023.230720

原文

How air pollution causes lung cancer — without harming DNA
  • Nature (2023-04-05) | DOI: 10.1038/d41586-023-00989-z
  • Heidi Ledford

参考文献

  1. Hill, W. et al. Nature https://doi.org/10.1038/s41586-023-05874-3 (2023).
  2. Martincorena, I. et al. Science 348, 880-886 (2015).
  3. Riva, L. et al. Nature Genet. 52, 1189–1197 (2020).