Nature ダイジェスト

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2017年3月号

Editorial: タツノオトシゴの変わった特徴にゲノムから迫る

タツノオトシゴのゲノム配列が解読され、この奇妙な生き物に特有の形質に関する手掛かりが得られた。

2017年2月号

News: 南極海に巨大な海洋保護区

南極大陸沿岸の南極海に世界最大の海洋保護区を設けることで各国が合意した。

2016年11月号

Editorial: 21世紀の原子力発電に対する懸念

原子力を使った発電が低炭素であることに価値を見いだして、既存の原子力発電所を優遇するのは理にかなったことだが、原子力産業が21世紀を生き抜いて繁栄するためには、なすべきことが数多くある。

2016年10月号

News: 風力・太陽光発電量予測に注力するドイツ

ドイツでは風力発電と太陽光発電の発電量が急速に増加しているが、これらの電源は不安定だ。電力の安定供給のため、ドイツは再生可能エネルギー発電量の予測システムの研究を進めている。

2016年7月号

Japanese Author: 次世代電池を牽引する、全固体電池開発

広く普及しているリチウムイオン電池の3倍以上の出力特性を持つ、全固体(型)セラミックス電池が開発された。開発に成功したのは、東京工業大学物質理工学院の菅野了次教授、トヨタ自動車の加藤祐樹博士らの研究グループで、リチウムイオンの伝導率がこれまでの2倍という過去最高の性能を誇る固体電解質の発見によって実現した。次世代の自動車開発、スマートグリッド拡大などにつながる有力な蓄電デバイスとして期待される。成果は今年1月に創刊したNature Energy の4月号に発表された。菅野教授、筆頭著者の加藤博士に研究の意義、今後の展望などについて伺った。

2016年6月号

News: 植物の進化を追う空前規模の種子保存バンク

気候変動に応答して植物がどのように進化するかを調べるための種子バンクが米国で創設された。

Japanese Author: 水から高効率で酸素と電子を生む鉄触媒

地球温暖化やエネルギー問題を背景に、太陽の光エネルギーを化学エネルギーへと変換する人工光合成技術の開発が注目を集めている。その1つに「水を酸化して酸素、プロトン、電子を得る反応」がある。このような中、分子科学研究所、正岡重行グループは高い効率で酸素を発生させる鉄触媒を作り、Nature に報告した。筆頭著者である総合研究大学院大学博士課程3年の岡村将也さん(2016年4月より名古屋大学大学院特任助教)に掲載までの経緯を伺った。

2016年4月号

News: 「マイクロプラスチック」がカキの生殖系に及ぼす影響

プラスチックの微粒子「マイクロプラスチック」を体内に取り込んだカキは、生殖能力が低下することが実験で示された。プラスチックによる海洋生態系の破壊について、懸念がますます高まっている。

News & Views: 地球は「大凍結」を辛うじて逃れている

日射量と二酸化炭素濃度の関係から氷期の開始時期を予測する計算式が導かれ、完新世の地球が新たな氷期への突入を辛うじて逃れていることが裏付けられた。このままいくと、今後 5万年間は氷期に入りそうもないという。

2016年3月号

News: 地球温暖化の抑制へ歴史的合意

2015年12月にパリで開かれた国連気候変動枠組み条約締約国会議は、途上国を含む全ての国が加わって、地球温暖化を2℃未満に抑えることを目指す、画期的な協定を採択した。

2016年1月号

News: 炭素を大気から取り出す技術が事業化目前

大気中の二酸化炭素を直接捕捉して資源として再利用することは不可能ではないが、事業化はコスト面から困難だとみられていた。このほど2つの企業が、炭素捕捉・再生を行うプラントの拡大と改良を発表した。

News Feature: 「ゴジラ級」エルニーニョを捕まえろ!

現在、観測史上最強規模まで発達しそうなエルニーニョが発生しており、この時期に偶然にも太平洋の赤道付近に調査航海に出ていた研究チームがデータを収集中だ。

2015年12月号

Editorial: 海洋汚染と引き換えの美しい肌なんていらない

洗顔用スクラブなどに含まれるプラスチック製マイクロビーズは深刻な海洋汚染物質であり、早急な段階的廃止を求める。

News & Views: 海のプランクトンが雲を作る

海洋上の大気中には、海面での泡の破裂などによって海洋生物由来の微粒子が舞い上がり、漂っている。今回、海の植物プランクトンなどに由来する微粒子が核となり、空気中の水分の凍結を促して氷雲(氷の微小な結晶でできている雲)を発生させていることが分かった。特に高緯度の海域では、これまで考えられていたよりも高い温度や低い湿度であっても氷雲が発生するとみられる。

2015年11月号

News: 日本の原発、再稼働

福島第一原発事故を受けて全ての原発が停止していた日本で、初めて川内原発が再稼働した。原子力発電を再開して火力発電への依存度を下げれば二酸化炭素の排出量は抑えられるが、気候変動を食い止められるほどの削減量ではない。

2015年8月号

News Scan: 印刷方式で作る電池

ノズルから材料を押し出して一挙に

2015年6月号

News: 貯水池の水を長持ちさせる秘策

湖の表面に薄い膜をはって水の蒸発を防ぐ技術が、干ばつに苦しむ米国に希望をもたらすかもしれない。

2015年4月号

News Feature: バイオ炭は地球と人類を救えるか

生物資源から作られる土壌改良材「バイオ炭」が、農作物の収穫量を増やし、土壌や水の汚染を抑制するとして、世界的なブームの兆しを見せている。古くから籾殻を炭化して燻炭と呼び活用してきた日本人にとっては馴染み深いものだが、世界に知られるようになったのはごく最近で、その科学的な検証は始まったばかりだ。

2015年3月号

Editorial: きちんとした気候工学研究を前進させよう

気候工学研究はきちんと進めなければならない。生み出された技術が実際に有用かどうかを見極める必要があるからだ。

2014年12月号

News: 安価で性能に優れた液体金属電池

液体金属電池技術の進歩でエネルギーの大量貯蔵が可能になり、風力や太陽光といった不安定なエネルギー資源を最大限に活用できるようになるかもしれない。

News: ペロブスカイト太陽電池の効率、シリコン太陽電池に迫る

安価な材料で容易に作製できる「ペロブスカイト膜」を使った太陽電池に、業界の関心が集まっている。

Editorial: 細菌のルビスコで植物の光合成効率が向上

シアノバクテリアの「スーパーチャージャー機能」付きルビスコを植物に導入しようという試みはこれまで失敗に終わっていた。今回のタバコでの成功は、今後、食糧作物の増産、ひいては飢餓問題の解決の糸口になると期待が膨らむ。

2014年10月号

News Feature: 核融合発電に挑むベンチャー企業

今、トカマク型に代わる新方式の核融合炉に熱い視線が注がれている。その研究開発を支えているのはベンチャーキャピタルと人々の夢だ。

2014年9月号

News: 地球の呼吸を探る、NASAの炭素観測衛星OCO-2

7月に打ち上げられたNASAの軌道上炭素観測衛星OCO-2は、これまでになく高い精度で温室効果ガスの排出源と吸収源のマッピングを行う。

News: 「にがり」で太陽電池製造過程の安全性が向上

テルル化カドミウム太陽電池製造過程で必要な塩化カドミウム処理を、塩化マグネシウム処理で置き換え可能なことが示された。

2014年7月号

News Feature: 海洋発電が波に乗る日

長らく停滞していた海洋発電研究が、実用化に向けて動き始めた。

2014年4月号

News: 明確になった地球温暖化と水の危機

気候変動が地球全体に及ぼす影響を検証する初の包括的かつ国際的なプロジェクト「ISI-MIP」が始動し、最初の結果が報告された。そこから、主要な懸念は水の危機であることがはっきり見えてきた。

News: レーザー核融合で投入エネルギーを上回るエネルギーを生成

米国の国立点火施設で行われた実験で、核融合炉の実現に向けて重要で画期的な段階が達成された。

2014年3月号

News: 作物収量アップのカギは内生菌?

遺伝子組換えや育種によらずに作物を強化する方法として、植物の組織内に共生する真菌類の能力が評価され始めている。

2014年2月号

News: 途絶の危機にあるキーリング曲線

大気中の二酸化炭素濃度が長期的に上昇し続けている様子を世界で初めて明らかにしたキーリング曲線。この観測記録が、資金難のために途絶の危機に瀕している。

News Feature: とっておき年間画像特集2013

2013年も、さまざまな科学的な探査や解析が進み、我々の宇宙からは次々と驚きや感動がもたらされました。この1年の間に、巨大なものから微細なものまで至るところに科学の目が注がれ、宇宙空間の鮮やかな光景や、分子を互いに結び付ける結合そのものの画像などが捉えられました。この特集では、Nature が選んだ、科学、そして自然の素晴らしさを実感できる画像をお届けします。

2014年1月号

News: 新気象予報システムがアフリカを救う?

アフリカのギニアで、携帯電話の中継塔を利用して雲間放電を観測し、そのデータに基づいて暴風雨を予報するプロジェクトが進められている。つまり、「雷センサー」による気象予報だ。この気象予報システムは気象レーダーを使わないため低コストで済む。

News: IPCCの実態に切り込む社会科学研究の行方

社会科学者たちが、IPCCの組織内力学がその活動成果にどの程度影響を与えているかを調べる研究を提案している。

2013年10月号

News Scan: 昆虫が草地の炭素吸収を増やす

予想外に複雑な仕組みが存在するらしい

Turning Point: 夢ある「探検家」への分かれ道

2013年夏、有人潜水調査船「しんかい6500」に乗り込み、水深5000mの海底から熱水域の探査現場をWeb中継した高井 研氏。深海、地殻、宇宙と高井氏の探検フィールドは広いが、そうした極限環境にすむ微生物を調べる彼の研究はどこから始まった?

2013年11月号

News: ヒドラジンに代わる衛星用燃料

宇宙機用の推進燃料として、現行のヒドラジンよりも効率が高く、しかも毒性の低いグリーン燃料が開発された。

2013年10月号

News: 地球温暖化で紛争が増える?

気温や降水量が平均から極端にはずれることが、不和や戦争の増加と関連付けられた。

News: EUのバイオ燃料政策が変わる

EUは、化石燃料に代わる輸送用燃料として積極的に導入を進めてきた バイオ燃料について、使用を抑制する方向へと舵を切りつつある。

2013年8月号

2013年7月号

News: 10億年以上地殻の中に閉じ込められた水を発見

地殻の内部に隔離された水から、微生物の活動を示す証拠が探索されている。

News: リサイクルされる古代の地殻

かつて地表にあった岩石は、マントルの中に沈み込み、長い年月をかけて地球内部を循環した後、再び地表に浮上する。今回、そのことを示す証拠が得られた。

2013年5月号

2013年7月号

News: 米国の大干ばつを予測できない「気候モデル」

現時点で最高水準の気候モデルを使ったシミュレーションでも、過去の大干ばつを再現することはできたが、その時期までは再現できなかった。

2013年4月号

News Scan: 大洪水に備える大気観測

「大気の川」の観測網が、カリフォルニアで整備中

2013年6月号

News Feature: スローな科学

速いばかりが能じゃない。世の中には、数十年あるいは数百年も続いている実験がある。科学は短距離走ばかりではなく、マラソン競技も含めた知的作業であることを、改めて思い出そう。

2013年5月号

News: 3つ目のバンアレン帯が出現

NASAの観測衛星が、3番目のバンアレン帯の出現をとらえた。それは太陽からの衝撃波が消し去るまで、数週間持続した。

2013年3月号

News: サハラ砂漠での再生可能エネルギー発電事業に暗雲

サハラ砂漠で計画中の巨大な再生可能エネルギー開発プロジェクトDESERTECから、シーメンス社が撤退する。

2013年5月号

News Feature: 環境にやさしいセメント

古代ローマの時代から現代の建築構造物に至るまで、セメントは人類文明に不可欠な建築資材としてあり続けてきた。しかし、セメントの製造では大量の温室効果ガスが排出されてしまう。それを削減するには、この複雑な材料を徹底的に理解する必要がある。

News Feature: ニューヨークを高潮から守れ!

2012年10月、ニューヨーク市はハリケーン「サンディー」がもたらした高潮により甚大な被害を受けた。科学者と行政当局は、将来の水害から米国最大の都市を守る方法を模索している。

News: ランドサット8号が引き継ぐ歴史

NASAの歴代のランドサット衛星は、1972年以来、地球環境の変化を連続的に記録してきた。今、ランドサット8号がその任務を引き継いでいく。

2013年2月号

News Feature: とっておき年間画像特集2012

写真共有機能のあるInstagramやFacebook、twitpicなどが普及して、私たちは日常的に多くの写真を目にするようになりました。それに伴い、写真の持つ力が相対的に弱くなってきた、という見方も現れています。しかしそんなことはありません。カメラは今なお、自然界のすばらしさや、自然界を探求するワクワク感を写し取ってくれています。音速を超えるスピードで地球に向かって落下する男性から、悪夢に出てきそうな海の生き物、脳を守る関門の繊細な網目構造まで、Natureが選んだ2012年のとっておき画像を紹介します。

Editorial: 新たな気候変動条約まで、省エネでしのげ

気候変動をめぐる話し合いは遅々として進まないが、二酸化炭素排出量の増加傾向を押しとどめるために、今にも増して省エネを進める必要がある。

News: 降雪量を正確に測定する

降水量の中には、雪や雹などの固体降水量も含まれる。特に、降水量計が雪をキャッチできる割合は、気象条件によって大きく変わり、著しい観測誤差が生じている。

2012年11月号

News: 深海トロール漁が大陸斜面を削ると?

小型エビを捕獲する深海トロール漁は、起伏に富んだ海底を平坦にして、そこに住む生物の種類を大きく変えてしまうおそれがある。

2012年10月号

2012年9月号

News Feature: 風力発電から鳥を守るために

ブレードが高速回転する風力発電所は、周辺を飛ぶ鳥やコウモリにとって重大な脅威となっている。野生生物が安全に世界の空を飛べるようにするには、何をどうすればよいのだろうか。

2012年7月号

News: 氷河学者が注視するチベット高原

チベット高原は地球上で3番目に多くの氷が貯蔵されている「第三の極」だ。ここの氷河に気候変動がどう影響しているかを探るため、アジアを中心とした国際プログラムが開始される。

2012年6月号

2012年5月号

News: 南極の氷底湖についに到達

南極の氷の底にあるボストーク湖をめざして1990年代から掘削を進めてきたロシアチームが、とうとう、この湖に到達した。

2012年4月号

News: 未来の超大陸は北極に誕生

将来、形成されると予想される超大陸アメイジアは、北極海に誕生する可能性が。

2012年3月号

News: 地球型ダイナモがいよいよ始動

独立に回転する大小2つの同心球体と、その間に満たされた13tの液体ナトリウムからなる実験装置は、地球内部のダイナモ作用を再現すると期待されている。

2012年2月号

2012年1月号

News Feature: 影響が懸念されるメコン川のダム建設

メコン川の主流に複数のダムを建設する計画が進められており、流域の環境に大きな影響を及ぼすことが懸念されている。科学者たちは、環境影響評価が終わるまで、建設を延期するよう望んでいる。

News: 高効率の色素増感太陽電池

色素増感太陽電池が、ようやく低コスト・高効率を実現できるかもしれない。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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