Volume 18 Number 8

マイクロプラスチックは有害なのか?

海洋動物や私たちの体内にも見つかる微小なプラスチック片。生態系や人体にどんな影響を及ぼすのか、実は、まだ分かっていない。プラスチックは毎年約4億t生産されるが、分解されるまでには何十年もかかる。蓄積する一方の「時限爆弾」は危険なのか、リスクはそれほどないのか、研究者たちは大急ぎで調査を行っている。

目次

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新型コロナウイルス変異株の呼称はギリシャ文字に

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WHOは、新型コロナウイルス変異株の呼称をギリシャ文字とすることを提唱した。人々の間に混乱を引き起こしたり、特定の国に汚名を着せたりするのを避けるためだ。

ワクチンの利益とリスクを一人一人が正しく理解するための対話とは

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米国では、あるCOVIDワクチンで稀に血栓症が起こることが報道された後、接種をためらう人が増えたことが、ある世論調査で分かった。人々は専門家にどのような情報を求めているかを探った。

COVIDワクチン接種開始から半年、ワクチンについて分かったこと

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新型コロナウイルスに対するワクチンの接種が、各国で競うように進んでいる。研究者たちはその効果を分析中だが、一方で、ウイルスの変異株が続々と出現する状況に懸念を抱いている。

地球環境問題に挑む若手研究者たちがフィル・キャンベルから得たヒント

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2021年3月、京都大学の若手研究者4人とシュプリンガー・ネイチャー編集長のフィリップ・キャンベルが、「学問の挑戦と機会:若手研究者とSDGsを越えた先の未来を見据えて」と題する座談会で議論を戦わせた。この座談会は4人に何をもたらしたのか。後日、彼らに話を聞くことができた。

優れた研究は論文執筆のかなり前から始まっている

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出版社は、透明性と再現性への取り組みを強化していますが、出版社だけで変化を起こすことはできません。

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AMEDが企業所属経験のある評価委員候補者を募集中

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医療分野の研究開発において、アカデミア発のシーズを円滑に実用化へと結び付けていくことは極めて重要である。各シーズを実用化に結びつけるために、研究開発課題の評価を行う人材として、企業に所属する研究者、あるいは所属していた研究者に期待が寄せられている。AMEDは、このような企業所属経験のある評価委員候補者を、特設ウェブサイトを通じて募集している。

News in Focus

風変わりなウイルスDNAが生物学者に秘密を漏らす

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細菌に感染するウイルスには、通常とは異なる核酸塩基で遺伝情報を書き込む特殊な酵素がある。

準結晶は人類初の核実験で生まれていた!

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1945年に原子爆弾の爆発実験で偶然生成された鉱物中に、新たな組成を持つ未知の準結晶が見つかった。

超巨星ベテルギウスが暗くなったわけ

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超巨星ベテルギウスの2020年の減光は、星が吐き出したダストのためだったとみられることが、高解像度画像とシミュレーションで分かった。

有望なマラリアワクチン、より厳格な試験へ

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ある開発中のマラリアワクチンが、初期の臨床試験で乳幼児に対して77%のマラリア予防効果を示すことが分かった。今後、より大規模な試験が待たれる。

PLOSが新刊学術誌5誌と新出版モデルを発表

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オープンアクセス出版社であるPLOSは、生物医学分野以外の学術誌5誌を創刊すると発表した。それにとどまらず、同社の既存の学術誌において、論文出版コストのより公平な配分を目的とする新たなビジネスモデルを立ち上げた。

Feature

マイクロプラスチックは有害なのか?

マイクロプラスチックは有害なのか?

あらゆる場所で見つかるマイクロプラスチック。海洋生物や私たちの体内に見つかるこの微小なプラスチック片がどのような影響を及ぼすか、研究者たちは大急ぎで調査を行っている。

World View

AI冷戦の勃発を阻止せよ

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人工知能の軍事利用が急増すれば世界の安全は損なわれる。私たちは倫理と国際協調を重視しなければならない。

News & Views

窒素を「削除」して有機分子の骨格を編集する

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容易に入手可能な出発物質から窒素原子を取り除くことで有機小分子の合成反応を進める、新しい概念の化学試薬が開発された。

ミューオン磁気モーメントの新たな理論計算と標準模型

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ミューオンの磁気モーメントの理論計算で、不確かさの大部分の元になっている効果の新たな第一原理計算結果が報告された。この計算結果は、長年にわたる謎を解決する可能性があるが、新たな謎も生んだ。

ニューラルインターフェースで思考を文字に変換

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運動機能や発話に麻痺のある人のコミュニケーションを助けるニューラルインターフェースが開発された。この技術では、手で文字を書こうと頭に思い浮かべるとコンピューター画面上でテキストに直接変換されるので、他の技術を使用した場合よりも速い入力が可能になる。

見落とされていたタンパク質の架橋

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ジスルフィドとして知られる分子架橋は、多くのタンパク質の立体構造を安定化させているほか、タンパク質の機能を調節することもある。しかし、調節性タンパク質架橋は、ジスルフィドだけでなく、別のタイプもあることが発見された。

Advances

イッカクの記録

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その牙に北極の環境変化が刻まれている。

Nature Highlights

Nature 2021年6/3〜6/24号のハイライトを掲載しています。

2021年6月3日号

2021年6月10日号

2021年6月17日号

2021年6月24日号

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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