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脳波を操作して病を治療する

神経変性疾患を治療する非侵襲的な手法として、明滅する光やピンクノイズなどが注目を集めている。

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ILLUSTRATION BY PAWEŁ JONCA

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180619

原文:Nature (2018-03-01) | doi: 10.1038/d41586-018-02391-6 | How flashing lights and pink noise might banish Alzheimer’s, improve memory and more

Helen Thomson

マサチューセッツ工科大学(MIT;米国ケンブリッジ)の神経科学者Li-Huei Tsaiは、2015年3月、実験室にマウス用の小さなディスコを設置した。明滅するストロボライトだけに照らされるこの箱の中に、彼女はマウスを毎日1時間入れた。興味津々といった様子で箱の中をはい回っているこのマウスたちは、脳内でアミロイドβというペプチドのプラークを産生するように改変されている。このプラークはアミロイド斑と呼ばれ、アルツハイマー病の顕著な特徴として知られている。Tsaiが後にマウスたちを解剖したところ、ミニダンスパーティーに参加したマウスは、同じ時間を暗闇の中で過ごしたマウスに比べて、プラークのレベルがかなり低かった1

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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