Nature ハイライト

考古学:約200万年前の中国にヒト族がいたことを示す証拠

Nature 559, 7715

中国陝西省藍田県にある旧石器時代の遺物産地、上陳(Shangchen)遺跡に見られる黄土–古土壌層序。
中国陝西省藍田県にある旧石器時代の遺物産地、上陳(Shangchen)遺跡に見られる黄土–古土壌層序。 | 拡大する

Credit: Prof. Zhaoyu Zhu

ヒト族が最初にアフリカを出たのはいつだったのか。これまでで最古の証拠は、ジョージアのドマニシ遺跡で発見されたヒト属(Homo)の道具および骨格で、年代は最古のもので約185万年前にさかのぼる。他にも初期のヒト族化石が中国およびジャワ島から出土しており、それらの年代は170万~150万年前と推定されているが、ヒト族の活動が200万年以上前にさかのぼることを示す証拠についての主張も根強い。今回Z Zhuたちは、中国黄土高原の上陳(Shangchen)遺跡において発見された、約210万~130万年前の17の地層にわたりほぼ連続して存在する一連の人工物群について報告している。議論を呼ぶことになりそうな今回の研究成果は、アフリカの外にはドマニシより古い年代にすでにヒト族が存在したことを示唆するものである。

2018年7月26日号の Nature ハイライト

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